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2022年1月17日月曜日

読書 「東京の謎」門井慶喜

                       東 京 の 謎ーこの街をつくった先駆者たち


著者: 門井慶喜
出版:文春新書

著者は「家康、江戸を建てる」などの著書で知られる門井慶喜。

「東京(江戸)」が歴史上初めて登場したのが、私(一般の人)が知っている範囲に限定するならば、平安時代初期に在原業平が隅田川の畔に立った時であろうか? その後平将門も大手町辺りをうろついたかも知れない?(大手町に将門の首塚があります) 室町時代までくだれば太田道灌もいたようです。
厳密にいうと1262年頃には江戸という地名はあったらしいが、古代、中世の日本には、「江戸という街」は存在しなかった。

何しろ街づくりが始まったのが、徳川家康の関東入府の時であり、それ以来、海岸の埋め立てや利根川の東遷・荒川の西遷などの大規模な河川工事などが行われ、江戸の街が誕生した。
そしてその街がいまや世界最大級の都市の一つとなっている。そうなるまでの数々の苦労や出来事がある。その中からいくつもの物語が生まれた。
本書では、源頼朝から始まって、現代の寅さんの葛飾や町田のピカチュウに至るまでの、この江戸・東京という街をつくった先駆者たちのエピソードや名前の由来の中から21篇を紹介している。
寝る前に気楽に雑学を楽しむ本として紹介いたします。

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