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2020年7月27日月曜日

写真 「武蔵野丘陵森林公園-3」(やまゆりの小径)

       やまゆりの小径ーファンタジー編


武蔵野丘陵森林公園では、「やまゆりの小径」と名付けられた遅咲きのやまゆりの群落地があり、7月下旬頃に見頃になります。
ここでは、自然の状態でのやまゆりの生態が残されています。
今回は、ファンタジー編と称して、ソフトタッチの写真でご紹介いたします。










2020年7月19日日曜日

写真 「武蔵野丘陵森林公園-2」(やまゆり・無花粉ゆり)

「やまゆり・無花粉ゆり」 運動公園⇒管理棟       

運動公園から中央口経由で、植物園の管理棟を目指します。  
途中の道端には、ダリアやギボウシをはじめいろんな花が見られます。

     
また植物園が近づくとやまゆりが増えてきました。


 植物園の管理棟近くでは、やまゆりの群落がありました。


 
  目的の管理棟の前には、早咲きの「やまゆり」と「無花粉のゆり」があります。
   ここ森林公園では、やまゆりの雑交配をさけるため、無花粉ゆりを植えています。
               
説無花粉ゆりの「ベロニカ」です。
「ベロニカ」には雄蕊がありません。
 次は、無花粉ゆりの「ヴァンドーム」です。
雄蕊はありますが、花粉がありません。





2020年7月16日木曜日

写真 「武蔵野丘陵森林公園-1」(ひまわり&シャボン玉)

        「ひまわり・シャボン玉」


埼玉県の武蔵丘陵森林公園は、300ha以上の広さ(東京ドーム65個分)があるので、一日では回り切れません。事前に自分の目的やエリアを絞った上で、行くことをお勧めします。
公園は武蔵野の雰囲気を残した雑木林を中心に、池沼、湿地、草地など様々な自然が有り、また、ここは関東最大級のヤマユリの名所で、約10000株が自生しており、そのうち毎年3000株が開花するそうです。

今回は、やまゆりには少し早かったので、満開の「ひまわり」と、植物園付近に咲いている早咲きの「やまゆり」と「無花粉ゆり」を見てきました。

今回は前編として、まず運動公園の「ひまわり」を見に行きます。

運動公園へ行く途中に咲いていたやまゆり
運動公園のひまわり(小型のサンフィニティという種類です)

突然、ひまわり畑にシャボン玉が・・・

わわわ😨・・・口からシャボン玉を吐き出している👽😱

ストローでシャボン玉を作っていただけでした

彼女達は写真を撮るためにシャボン玉を作っているのでした

前編はここまでで、この後は後編をご覧下さい。

2020年7月15日水曜日

写真 「ゆり」・・・深谷グリーンパーク

       深谷グリーンパークのゆり園


深谷市にある、「深谷グリーンパーク」は、施設の大きさは東京ドーム1個強あり、その中に屋内施設のアクアパラダイス パティオ(通称パティオ)と芝生広場をはじめとする大小の広場があります。
メイン施設のパティオは、地中海沿岸のリゾート地をイメージした全天候型屋内レジャープールですが、今回は建物内には入らず、外のゆり園の訪問です。

ゆり園は約350坪あり、撮影するには、大きくもなく、小さくもなく、丁度良い広さでした。春にはチューリップ、夏はユリ、秋はコスモスが百花繚乱といった感じになるそうです。
ここのゆりは全て「スカシユリ系」で、5品種5色(ピンク=サムール、白=エルコラノ、オレンジ=ブルネロ、赤=ネロ、黄色=ビューソレイユ)をはじめ、9品種のゆりが約2万1千本植えられています。
ゆりは通常花を下向きか、精々横向きに咲きますが、スカシユリは花を上向きにつけるのが特徴です。
サムール(ピンク)のスカシユリ

エルコラノ(白)のスカシユリ

ブルネロ(オレンジ)のスカシユリ

ネロ(深紅)のスカシユリ

ビューソレイユ(黄色)のスカシユリ










花園で愛を育んでいる蝶がいました 
目はグレーです

2020年7月11日土曜日

写真 「我が家のハグロトンボ」

      我が家のハグロトンボ

我が家の狭い庭に、いつからかペアのハグロトンボが居ついて、葉っぱの上などに留まっていたり、ひらひらと優雅に飛んでいたりして、目を和ませてくれます。

他のトンボのように素早く飛んだり、ホバリングはしない(出来ない)ようです。
人が近づくと、さりげなくチョウのようにひらひらと舞うようにして、ス~と去って行きます。
その際、パタタタ……と翅が小さな音を立てるらしい。(聞いたことはありませんが)
どこかに留まって羽根を休める時も、チョウのように羽根を立てた状態で、羽根を重ねて閉じています。

また、縄張りを張る性質があるらしく、勝手に我が家の庭をテリトリーとしているようです。
この愛嬌のあるハグロトンボが居ついてから、庭で殺虫剤を使うのを止めました。


以下、そのハグロトンボを紹介します。
葉っぱの上や枝の先などにいて普段は羽根を閉じていますが、時々伸びをするように翅を拡げます
少し明るめにするとこんな感じに見えます

たいていはペアでいます(写真の奥に翅を閉じた相方がいます)











正面から見ると、機械仕掛けのロボットのようです(写真をクリックすれば、拡大して見ることができます)                              
          
以下ハグロトンボの優雅な生態をご覧ください

2020年7月6日月曜日

読書 「パンデミックとたたかう」

評価:★★★★★
著者:押谷仁、瀬名秀明(インタビュー形式)
出版:岩波新書

2009年の新型インフルエンザによるパンデミックへの対応についての本だが、今回の新型コロナと置き換えても、全く違和感はない。
最近のNHKスペシャルや、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーとして脚光を浴びている押谷仁東北大教授に、瀬名秀明がヒアリングする対談形式で、非常に読みやすい。

押谷教授は、中学生の頃から、途上国で何か仕事をしたい、フィールドに出て研究をしたいという事で、感染症の世界に入ったということからして、頭が下がります。
アフリカのザンビアやフィリピン等海外での感染症の経験も豊富で、日本にこういう人がいたのかと驚くばかりです。

専門の公衆衛生学というのは、人間の集団として何がベストかという考え方をして、個々の視点も必要だが、同時に社会全体として、いま何を優先して考えるかという視点が求められるので、この点が目の前の患者を救うという医学教育を受けてきた人には馴染めない分野だという。(下記の「トリアージ」を参照して下さい)

インフルエンザのパンデミックは完全には抑えられないという基本的な前提があるという。ある程度の被害は避けられないので、対策としてはいろんな方策を組み合わせて、以下の3つの方向に持っていくしかないそうだ。
1. 流行のピークを遅らせて、ワクチンや治療薬の生産のための時間稼ぎをする。
2. 流行の規模を小さくして、医療崩壊や社会破綻を防ぐ。
3. なだらかなピークにして、医療崩壊や社会破綻を防ぐ。

今回の新型コロナの対策についても同じだろうと思う。
また、ウイルスの感染が広がりやすいのは先進国だと、今回の新型コロナの感染状況を既に見通している。

押谷教授はさらにこのように言う。
「感染症のパンデミックが起こった時に、日本の社会は被害に対する許容力が非常に小さい。対応に当たる人たちは、そういう社会の中で本当の意味でのトリアージをしていかなくてはいけない。トリアージの本来の意味は、災害などの緊急時に助かる人と助からない人とを即座に見分けて、助かる人を優先して、助からない人はあとまわしにするという対応です。
人工呼吸器やワクチンが足りないとか、現場ではそういう切迫した問題が起きてきます。そのときは個でなく全体を見て決断しなくてはいけない。
医療は一人ひとりの患者に最善を尽くすことが基本ですが、それをある程度あきらめなくてはいけない。日本のような(被害に対する許容力の小さい)社会でそれを実行するのは、非常に大変だと思います。
また時代の風潮としても、社会を守るという考え方よりも、個人を守るという考え方になってきているので、公衆衛生という考え方とどんどん乖離していくような気がしています」
押谷教授が心配するように、仮に今回の新型コロナで医療崩壊を起こし、集中治療室の使用などでトリアージを実施したなら、マスコミやネットで日本中が気が狂ったような騒ぎになっていたかも知れない。

少し脇道の話にそれるが、コウモリの話は、非常に興味を覚えた。
ウイルスとはもともと動物のもので人間には適応していないので、人間に感染すると非常に悪さをする。新興感染症で、人間に対して病原性の高いウイルスのほとんどが、元をたどるとコウモリのウイルスだということが分かってきているという。エボラもSARSも狂犬病もコウモリ由来だそうだ。狂犬病のウイルスに感染するほぼ100%死ぬが唯一の例外がコウモリで、コウモリには何か特別な免疫機能があるという。
今回の新型コロナもコウモリ由来と言われているので、なるほどと納得をした。

日本にも押谷教授のような信頼するにたる人が「専門家会議のメンバー」にいることが嬉しくなった。

この本の冒頭にインタビューアーの瀬名秀明が書いている意味が全体を読んで分かった。「本書のタイトルは『パンデミックとたたかう』である。しかし実際のところ、私たちはパンデミックとたたかっているのではない。本当はこの現代社会とたたかっているのだ」

この本の内容は、簡単には纏められませんが、是非お薦めの一冊であると、自信を持って言えます。