「北海道編・利尻島 」シリーズ4
利尻の地名の語源はアイヌ語のリ・シㇼ(高い島)だそうだ。
その名のごとく、利尻岳(国土地理院では利尻山)を主体とした火山島である。
その名のごとく、利尻岳(国土地理院では利尻山)を主体とした火山島である。
この山は、深田久弥の「日本百名山」に「利尻岳(1719m)」と、最初に登場する。山の高さは2000mにも満たないが、島全体が海上に浮かぶ山のように見え、その山容の美しさから「利尻富士」とも呼ばれ、日本のクライマーの憧れの山である。

私の学生時代からの親友であるH君が舌癌で入院し、見舞った時に「退院したら、利尻岳に登ろうな」と彼が言ったが、果たせぬまま故人となってしまった。
彼の亡くなった1年後にこの島を訪ねた。
空から見れば、島全体が見えて最高に素晴らしいと思うが、海からの訪問となってしまった。しかも雪のない9月であった。
オタトマリ沼から見る利尻岳
2012年に映画「北のカナリアたち」が封切りされた。
この映画は、利尻・礼文が舞台になっており、私の好きな木村大作の撮影で、冬の厳しくかつ美しい利尻岳が映し出されているので、一度ご覧下さい。
なお、この映画は第36回日本アカデミー賞の各賞を総なめにしている。
利尻島の夕景に別れを告げて、宗谷岬を回って、オホーツク海へ向かう。
礼文島沖での夕景
(この写真は、2017年YPC総合写真展で「住宅供給公社賞」を受賞しました)
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