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2024年9月24日火曜日

映画 明日に向かって撃て(原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)

      アメリカン・ニューシネマの代表作

新しいスタイルの西部劇
・・・スーパーヒーローではなく、ひたすら逃げまくる主人公たち

主演:ポール・ニューマン・・・・・ブッチ・キャシディ
   ロバート・レッドフォード・・ザ・サンダンス・キッド
   キャサリン・ロス・・・・・・エッタ・プレイス
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
音楽:バート・バカラック  主題歌「雨にぬれても」

従来の西部劇は、相手がインディアンやどんなに強いならず者であろうと、ジョン・ウェインもゲーリー・クーパーも決して逃げない。
たとえ、どんな不利な状況でも敢然と戦うヒーローだった。

この映画では、強盗被害にあった鉄道会社が最強の追撃隊を組織する。それに対して勝ち目はないと思って、ブッチもサンダンスも(スペイン語のできるエッタを巻き込んで)、スペイン語圏のボリビアまでも、ひたすら逃げまくる西部劇として、従来のイメージを変えたと思います。
1890年代に実在した二人を主とした銀行強盗がモデルになっています)


<印象に残ったシーン
・列車の金庫の爆破で、火薬が多すぎて列車ごと吹き飛ばし、空に乱舞するお札に唖然とする主人公達

・岩山に追い詰められた絶対絶命の場面で、眼下の急流を前にして、ブッチが飛びこもうと言うが、サンダンスが<I can't swimというコミカルなシーン

・「雨にぬれても」の音楽を背景に、つかの間の息抜きとして、新しく発明された自転車で遊ぶシーン(話は前後しています)
二人の楽しそうな動きと音楽がうまく溶け合った素晴らしいシーンです。

・その後彼らは、追手を逃れて、ゴールドラッシュに沸くという、ボリビアへ渡るが、そこにはゴールドラッシュはなく、貧しい国だった。
金に困った二人は銀行強盗を働くが、スペイン語が出来ないので、エッタに作ってもらったカンペを読みながらの銀行強盗には笑ってしまう。

・居酒屋で食事をしていた時に気づかれ通報されてしまう。
警察だけでなく軍隊も出動して、膨大な数で二人を取り囲んでしまい、逃げ場を失ったふたり。
最後のセリフは「次はオーストラリアに行こう」という軽口を叩き、銃を撃ちながら外へ飛び出してゆく・・・
そしてラストのストップモーション・・・映画史に残る名シーンです。

緊急情報
2024年9月24日(火)午後1:40~
テレビ東京「午後のロードショー」で放送予定です

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