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2021年1月4日月曜日

街道を撮りにゆくー冬の上高地

            モルゲンロート&モノクロームの世界


上高地の観光期間は4月中旬~11月中旬までなので、11月中旬以降は閉山となり、各施設(宿泊その他)および交通機関は営業をしていません。例外的に年末年始のみ一部の宿泊施設(ex.大正池ホテルは山小屋として)が営業をしていますが、交通機関は止まっていますので、上高地に入るには、釜トンネルから歩いて現地入りとなります。歩行時間は夏場なら大正池まで、約1時間程度の距離ですが、冬場は雪道で、しかも凍結した場所もあるので、1.5倍から2倍程度の時間が掛かると思ったほうが安全だと思います。(現在の新型コロナの感染が広がっている状況下では、入山の可否を含めて個別に確認を取って下さい)

ただ苦労して雪道を歩いて辿り着いた先には、想像を絶する別世界が広がっいます。

これまでの冬の上高地に入った時の写真で、時系列的にご紹介します。この時は東京を午後10時に出発し、午前2時頃に上高地に到着しました。

1.星空の撮影

大正池に到着したら直ぐに星空の撮影をしましょう。

この時は、寒くて電池の消耗が激しく短時間で撮影を終えました。
(山頂が光っているのが焼岳)






2.夜明け前の静寂に包まれる穂高岳
  ブルーの世界に包み込みこまれます。この時間の気温はマイナス20℃



















3.モルゲンロート
「モルゲンロート」とは、登山用語の一つで、夜が明けきらない早朝に、東の空より一筋の赤い光が山を照らし、山脈や雲が赤く染まる「朝焼け」のことをいいます。語源はドイツ語で「Morgenrot」 直訳すると「Morgen」は「朝」、「rot」は「赤い」を意味しています。



















4.大正池から田代池へ移動
大正池での撮影を終えると、田代池へ移動します。
直ぐに霞沢岳からの朝日が差し込んで来るタイミングになります。


















モノクロームの世界が広がります。



















5.雪と氷の造形













6.夕陽に照らされた西穂高岳
  写真撮影に夢中になっていると、直ぐに夕方になってしまいます。











以上が、駆け足で非常に荒っぽい紹介でしたが、冬の上高地の1日です。

【注意点】冬の上高地での注意点はやはり寒さ対策です。明け方はマイナス20℃まで気温が下がり、寒さでまず足からやられますので、耐寒ブーツは必須です。更にカメラの電池も寒さで急に電圧が下がり使えなくなりますので、その対策も必要です。また、現在の新しい釜トンネルはまだ歩いたことがないのですが、旧釜トンネルでは、アイスバーンの箇所があり、アイゼンが必要でした。

以上、体力と寒さに自信のある方は冬の上高地に是非挑戦して下さい。但し初めての人は必ず経験者の同伴が必要です。

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